60歳代男性 若い時の方向転換がうまくいったと思っています。

横浜市に住む60歳代の男性です。
人生を変えた出来事は新人として入社して2年目に、地方の親会社に出向させられたことです。
苦労して内定をもらったときは、このまま定年まで勤めようと思っていました。両親は上場2部の会社で業界としては下位に位置していた会社なので、不満はありそうでした。
私は会社の規模に関係なく、大学で専攻していた物理を生かせるところでしたので、気にしませんでした。
配属されたところも研究開発部でしたので、給料が安くても何も不満を感じませんでした。
ところが会社の景気が悪くなり、2年目に長野にある親会社の工場に出向させられてしまいました。入社したときは世間的には公表されていませんでしたが、親子の会社関係があることを初めて知りました。
配属されたところは半導体を製造する工場で、仕事は設備保守でした。研究職から製造職になったこともショックでしたが、当時の装置産業では最先端でしたので、勉強になりました。
さらに親会社の同じ年代の人と仕事をしましたが、正直それほど優秀だとは思いませんでした。一流会社の人と能力的に大きな差があるのではと思っていたことが覆されました。
さらに給料もよいみたいでしたので、誰も会社に対して不満を訴える人はいませんでした。入社した会社では毎日悪口ばかりでしたので、環境は異なるとこれほど違うことを身をもって知ることができました。
その後、出向した会社から元の会社に呼び戻されましたが、仕事に対しての考え方が変わっていました。
次に転職する先は、業界でもトップクラスで職種は生産部門に絞り、活動を始めました。今までは規模が小さい会社が大きくなっていくことを重視していましたが、経験上無理だと悟ったからです。
現在は転職した会社で生産技術の仕事に携わり、定年を迎えることができました。
後悔していることは何もありません。むしろいつまでも昔の考えに固執しないで、変化に対し、柔軟に対応したほうがよいと思います。